「ぼうず」とは、木曽谷方面の呼び名です。「ぼうず」はたくさんの名前を持っているの!
「ぼうず」 長野県木曽郡
「ずぼ」地面に生えていて採る時にズボッと抜けるからだってさ!
岐阜県中津川市福岡付知加子母の辺り
「ごんすけ」 中津川市の市街地落合のほう
「しょうげんじ」「こむそうだけ」等
坊主・正源寺・こむそう茸は、諸説ありますが、きのこの姿が笠をかぶり尺八を吹きながら歩く虚無僧に似ているからともいわれています。
実は、きのこのほとんどが毒きのこで、食べると命に係わる危険な食べ物でもあるのです。
昔は、「このきのこはじいちゃんばあちゃんも食べていたから食べても大丈夫。このきのこは食べたことないから食べちゃいかん。」といった風にそれぞれの土地で習慣に裏付けされて食べ継がれてきたのです。ましてや「旨いきのこ」の生え場は他言無用!内緒の宝物!でした。
そんなきのこの中でも「ぼうず」は、他のきのこと比べると比較的見分けがつきやすい事もあって昔からどの地方でも安全で美味しいきのことして食べ継がれてきたのです。
*きのこの見分けは大変難しく、ほとんどが毒きのこで、食べると命に係わる危険な食べ物です。よく似たきのこでも毒をもつものがたくさんありますので、確かな安全性を確信できないきのこは決して召し上がらないで下さい。