「まさか!?」と気がついた時には、にゃううのお腹はどんどん大きくなって、何処まで大きくなるのでしょうか?お腹がトクントクンと動いています。さらにお腹はぽんぽこりん、はちきれんばかりになりました。
いよいよかと押入れに産床を用意して数日が過ぎました。にゃううは私のひざの上で破水しました。それなのに子供たちのお迎え時間です... 私は、にゃううを産床へ放り込むと慌てて出かけ帰宅しました。
「え!?お母さん、にゃううのお腹大きいまま部屋をうろついているよ!」
「ねえねえ、押入れでぴいぴい鳴いているよ?!」と子供たち。
にゃううの困った顔、変な歩き方でぎこちなく私に近づくと見上げて「にゃうう、」と鳴きました。「あんた何してるの?早くおっぱいあげなくちゃ!」
慌ててにゃううを押入れへ連れて行きました。1つ、黒い赤ちゃん猫、にゃううを押し倒して乳をくわえさせようとおっぱいを引っ張って引っ張って...でも、にゃううもジタバタ、なかなか上手くいきません。
やっとこさ、何とか乳をくわえさせるとようやく母子とも落ち着きました。子猫が乳を吸えば、後の子も間もなく産まれることでしょう。少し暗くしてそっとしておいてやりましょう。