その年、秋の足音がゆっくりと近づいて、こはくがやってきてちょうど一月が過ぎようとしてました。
主人が動物病院から帰ってくるなり、「『はく』の兄弟がいた。大きくなっていた...」と言いました。そして、きびすを返すように私の返事も聞かぬままに出かけて行きました。
再度帰ってくると「えっ?!」猫を連れているではありませんか!「1匹も2匹も変わらぬ、兄弟なのに片割れを見捨てるのは忍びない....」とか何とか、ぶつぶつ言いました。私は、再び「ふ~」と大きくため息をつきました。
子供たちは、やっぱり大喜び!!白くて茶色い縞々の尾っぽと耳とほっそりとしなやかな体つき、そして、ちょっぴり愛想無しで引っ込み思案。まあ、姿は瓜二つでも性格こんなにちがうんだぁ!
それでも、とりあえずはダックスの婆さまもコーギー犬も平気な様子です。
娘が「名前は『こてつ』!」と決めました。