久しぶりに子供たちと一緒にの夕食をとりました。お恥ずかしながら、私は料理が苦手です。本日のメニューは白菜とにんじんの炒め物に鰤の塩焼きです。
「ママ、このお肉なあに?」下の子が炒め物のお肉を見て尋ねました。
- ぶたさんだよ。-
「ふ~ん、ぶたさん、ありがっとね~!!じゃぁ、これは?」
- おさかなさん、ぶりだよ。海にいるの。-
「ふ~ん、おさかなさん、あっりがっとね~!」
いつもそんなこと言ったこと無いのにどうしたのでしょう?
聞いてみると、
「今日ね、園に先生来たの。
お肉は、ぶたさんや牛さんだから、生きてたんだよ。
だから、たべるときは『あっりがとっ!』っていうんだよ。
って先生言ってた。
ママァ、『あっりがとっ!』だよ。」
くふっ。なぜか「ありがと」がスキップしているのですが、本人はいたって真面目、一所懸命話してくれました。あっ、そういえば今日は園で「命のお話」があるって言っていたわ。他にも
「『いただきます』ってね、命をもらうからやに...」
「生まれるって、すごいことやに!あのね...ママァ、....」
「このまえ、大きなじしんがあって犬さんがね...
先生のおはなしだよ。」
ポツリポツリだけど、次々出てきました。
日々、時間に追われ子供たちのことは二の次、口を開けば、「何やってんの?早くしなさい。」などとダメな母親です。ちゃんと向き合って話せば、幼いながらもそれなりに理解できるのだと、日頃の自分の行動を反省いたしました。
- そうね、お肉やお魚だけではなく、ご飯もお野菜もみんな生きてるの。
だから、『あっりがっとねぇ!』って全部食べるのよ。-
「うん!」
返事だけは良いのですが、好き嫌いも多くなかなかきれいに食べられない-わが子ですねぇ。改めまして
- 命を分けていただき、ありがとうございます。合掌 -
ふるかわ きみこ
追伸
写真は12月20日、美菜ガルテンふるかわ近くより夕日を浴びる北の山々を望む。シーズン初の雪帽子、間もなく山里も雪が降りてくることでしょう。