「畑や田んぼにいのししが出て荒らすのよ。あんまり酷いので、主人がわなを仕掛ける免許を取ったのよ。」
とお客様がおっしゃいました。
はい、お店の畑も初夏の頃、きたあかり*を一晩で全部食べられました!
あのときのショックはもう!!、
「え~い! いのししめぇ!!!....」 って感じでした。
早く電気柵をしなくちゃと分かっていたのに、しなかった自分がいけなかったのですが...
近年、野生動物の農作物への被害が酷くなった原因はいろいろと複雑で、
容易には解決はできないのですが、それが深刻なことに違いありません。
また、この近辺でも最近は猟をする方がとても少なくなりました。
そこで少しでも駆除に貢献しようとお考えになったのだそうです。
- お客様のご主人様のお話 -
「免許は取っても、実践は別物、だから猟師の長老に付いて
教えてもらったんだ。」
長老は、おっしゃったそうです。
「これが一番大事だぞ!
いのししだって命がけだ。
罠にかかっているとはいえ、油断をすればこっちが命をとられるぞ。
『お命、頂戴します。』と言って、
必ず、急所を一撃でやれ!
そして、ちゃんとさばいて食ってやる。それが供養だ。」
- 『お命、頂戴いたします。』そして、食ってやる。 -
ああ、私は、幼い頃の父の言葉を思い出しました。
続きは後日、あらためて
ふるかわ きみこ
* きたあかり:甘みのある黄色味がかった美味しいジャガイモの品種