2023令和5年の秋もお2組様限定!今年も席数はコロナ以前の半分ほどで承ります。
きのこの季節のご予約はお早目から承ります。
きのこの季節は、例年9月中頃から11月頃まで、その年の気候によっては半月ぐらい前後いたします。その都度、最新情報をお届けするよう努めておりますが、ご質問などお気軽にお寄せ下さいませ。
松茸以外のきのこは、みんな一括り「雑きのこ」なんて雑に扱われちゃうのですが、本当に美味しいのは、この「雑きのこ」なんです。私も嫁いで来るまでは天然きのこの美味しさを知りませんでした。初めて食べたときには信じられないほどのその美味しさ!「んっ!? 何これ!なんできのこがこんなに美味しいの??」とまさに感動!!ホントは独り占めして、たらふく食べたいのだけど...
でも、この美味しさをたくさんの方に召し上がっていただきたい!矛盾してますねぇ..さあ、お召しあがりにお出かけください。
「いくちはなぁ、昔はな、ある日突然道を埋めるほど湧くもんで、踏むと滑って危ないからよ、蹴っからかしながら坂を上ってきたもんさ!」だって!
-いつごろのお話?-
「さぁて、もう50年も前かなぁ..」
今ではやっぱり貴重な美味しいきのこです。
開き松茸、価値が無い?!
とんでもない!松茸は開いてからが最も芳しい!だから、松茸ご飯やどびん蒸しに最も適しているの!
会席「きのこの詩@8,250」他、「焼ききのこ」「松茸のどびん蒸し」「焼き松茸」「松茸釜めし」「飛騨牛と松茸のすき焼き」などご用意いたしております。
必ずご予約下さい。TEL.0573-72-3911
例年では9月中旬頃から10月中旬頃が「木曽の松茸」の盛り。「きのこ鍋」のための「天然きのこ」は、9月中旬頃から11月中旬頃までとなります。天然物ゆえ天候によって採れる時期は異なりますのでどうぞご理解くださいますようお願い申し上げます。
「ああ、きのこ食わねば秋の日は暮れぬ!」一度、食べれば「あの味が忘れられない。も一度食べたい...」と夢にまで見るそうな、さあさ、お出かけくださいませ。
「美菜ガルテンふるかわの天然きのこ」は、きのこ採り名人Kさんをはじめ「きのこ」を熟知した方が自ら奥山まで分け入り採ってきてくださるきのこです。きちんと吟味をし安全なきのこだけを採ってきてくださるので安心してお召し上がりいただけます。
しかしながら、きのこは命に係わるとても危険な食べ物です。たくさんあるきのこの中で食べてもよいきのこは、ほんの一握りなのです。形・色・におい・裂けるか否かなどに係わらず、容易には見分けは付きません。また、たくさんの中に1本混ざっただけでもとても危険です。毒か否か知らないきのこ・絶対毒キノコではないと確信できないきのこは、決して召し上がらないで下さい。
「きのこ山へ行かずにはおれんのよ!」と名人がおっしゃいました。
「ふるかわさん、ありがとね。今年も元気に山へ行ける、山へ行くことが楽しいから元気でおれるんだわ!」
名人が採ってみえるきのこは基本的にすべて譲っていただいています。
こちらこそほんとに有難うございます。
名人がたくさん採ってきてくださるから、私共もお客様にきのこをお召し上がりいただけるのですから...
そして、名人のお話は興味深い事ばかり...-
「朝、暗いうちから山へ分け入るんだよ。
闇夜でも懐中電灯はだめだよ!
きのこの生え場は内緒!、懐中電灯なんか持ってはいりゃあ明かりを追って跡をつけられちゃう!」
-熊もいるのに明かりもなしなの?ー
「う~ん、今年は熊も多いから.. 鈴は一応つけて入ってるけど...」
と、腰に付けた小さな鈴を見せてくださいました。
-何も熊の生息数が急に増えたわけではありませんが、熊の餌となる木の実などの少ない年はその行動範囲が例年にも増して広くなるので結果的に人と出会う件数も増えるということだと思われます。
「熊は気配でわかるのよ。もともと山の熊はとても用心深くて臆病だから、ばったり出会って驚かせたりしなければ大丈夫....」
「そして、そっと離れた距離から人がいること知らせて様子を見る。熊はこちらに気が付くとゆっくりと離れていくから。」
「里へ下りてくる熊はだめだよ。山で出会う熊よりも危険なの!里で美味しいものを食べることを覚えている。
例えば自販機の横のゴミ箱の空き缶!空き缶に残るジュースをなめに来るのよ。熊にとってははちみつよりも簡単に手に入る忘れられないごちそうなんだろうね...」
「鈴もね、きのこの生え場近くになると懐へしまいこむのよ..」
とにっこりとなさいました。
山へ持ち込んだものはきれいに持って帰る。熊をはじめ野生動物にとっては人間の持ち込むものは刺激的すぎるから、食べ物も落としてきてはいけない。その味を占めてしまうから。勿論、ゴミも持ち帰るとおっしゃいました。
...本当にありがとうございます。
「昨年の盛りにぼうず8kg採ってきたでしょう..」と名人がおっしゃいました。
-きれいな「ぼうず」たくさんたくさんだったことを思い出しました。
「今日あそこへ行ってきたけど、今年はまだ生えとらん!」
とがっかり顔です。
-あの生え場へはな、しっかり覚悟をして行かないかんのよ。
険しくてね、
尾根を奥へ奥へとどんどん入って行くとな、
三方に分かれるの。
そっから、崖を下まで下ると良い生え場があるんだけど、
今日はくたびれ損だったわ。
あそこは帰り道がホントに危ないのよ。
行きには枝に印をして帰り道を残しておくのだけど、
分かれ道まで崖を這い上がって
いざ帰るとなるとなぜか印を見失ってしまうのよ。
こちらと思って歩き始めてしばらくすると、
なんだか違う気がして戻る。
何度も行っては戻り行っては戻りしたことがあるのよ..
あそこは化かされるところなの!
山を歩きなれた名人が数十年も毎年通う山なのにそんなことがあるなんて...
「山は来た道を戻ればいいのよ!」
う~ん、それがわかんなくなっちゃうから危ないってことよね。
ところで、昨年の8kgは一度に持って下山はさすがに無理だったでしょ!
「ああ、あの時は3往復したのよ。」
...本当にありがとうございます。
美菜ガルテンふるかわから東に望む山々は木曽山脈の南端、福岡付知加子母を「裏木曽」とも申します。きのこたちは、秋の深まりとともに木曽の標高の高い山々から里へと下りくるのです。
美菜ガルテンふるかわへきのこを採ってきてくださるのは、おん年約80歳の婆様、丑三つには起きて数時間かけてきのこ山へ分け入るのです。
昨シーズンの終わりころ、のこのこと名人について山へご一緒させていただきました。
きのこ山は道などないのです。
写真左/黄色く色付く木立が尾根の上、巾は1~2mほど。
その両側は深い谷、斜面は急で這って降りなくちゃいけないほど普通に立っては歩けません。
「谷へ下りちゃいかん!」と何度も念をおされます。
名人は木々をぬってとっとと山の奥へ奥へと尾根づたいに入って行ってしまいます。
「絶対に谷へ下りてはだめ!
ここで待っててね。
ここへ必ず戻ってくるから..」とうとう置いてきぼり!
えっ?!だって、もうすでに遭難?
(いえいえ、まだ、車から10分ぐらい...)
尾根の一本道のはずなのに...
一人じゃあどっちから来たのかも迷うほど...
「熊も出るから...」と聞いていましたが不思議と恐ろしさはなく、森の静寂に包まれ心が安らいでいきます。
時を忘れること30分ほどで名人は戻っていらしゃいました。
「木曽の松茸」初入荷です。勿論、極上物!
美菜ガルテンふるかわから東に望む山々は木曽山脈の南端、福岡付知加子母を「裏木曽」とも申します。今、入荷中のきのこたちは、木曽の標高の高い山々で採れるきのこなのです。
美菜ガルテンふるかわへきのこを採ってきてくださるのは、おん年約80歳のおばあちゃま、朝3時には起きて1~2時間山へ分け入るのです。
「握り飯持ってな、熊も出るぞ!」とおっしゃいます。
「懐中電灯は持って行かん。」そう、きのこの生え場は親子でも内緒なんだそうです。「懐中電灯ちらちらしやぁ、後つけられるでよ!」
それでも「姉さん、あんたなら生え場教えてやるで一緒に行こまい。」と誘ってくださいました。昨シーズンの終わりころ、のこのことご一緒させていただきましたが...
この続きは、また次の機会にお話し申し上げましょう。
「ぼうず」とは、木曽谷方面の呼び名です。「ぼうず」はたくさんの名前を持っているの!
「ぼうず」 長野県木曽郡
「ずぼ」地面に生えていて採る時にズボッと抜けるからだってさ!
岐阜県中津川市福岡付知加子母の辺り
「ごんすけ」 中津川市の市街地落合のほう
「しょうげんじ」「こむそうだけ」等
坊主・正源寺・こむそう茸は、諸説ありますが、きのこの姿が笠をかぶり尺八を吹きながら歩く虚無僧に似ているからともいわれています。
実は、きのこのほとんどが毒きのこで、食べると命に係わる危険な食べ物でもあるのです。
昔は、「このきのこはじいちゃんばあちゃんも食べていたから食べても大丈夫。このきのこは食べたことないから食べちゃいかん。」といった風にそれぞれの土地で習慣に裏付けされて食べ継がれてきたのです。ましてや「旨いきのこ」の生え場は他言無用!内緒の宝物!でした。
そんなきのこの中でも「ぼうず」は、他のきのこと比べると比較的見分けがつきやすい事もあって昔からどの地方でも安全で美味しいきのことして食べ継がれてきたのです。
*きのこの見分けは大変難しく、ほとんどが毒きのこで、食べると命に係わる危険な食べ物です。よく似たきのこでも毒をもつものがたくさんありますので、確かな安全性を確信できないきのこは決して召し上がらないで下さい。
「しろまい=さるまい」は芳しい香りと独特の食感、そして後からほんのりくる苦味。少し個性的だけどきのこ鍋には欠かせない深い旨味を持つきのこです。昔から中津川の付知では「サルマイは大ごっつお(ご馳走)」と言われ、炊き込みご飯は秋を代表する味覚の一つです。私も大好きなきのこです。
でも、ふと気になってネットで調べてみました。
一般的には「にんぎょうだけ」正確には「にんぎょうだけもどき」と呼ばれ、決して美味しいきのことの評判ではないのです。
—エッ?驚き!!
「きのこは生える山で違うでよ!」
きのこ採り名人の言葉を思い出しました。
「きのこは山の土や水、気候によってもまるで違うものになってしまうんだ。だから、その土地で昔から食べ継がれてきたキノコしか食ってはいかん。」
う~ん、なんだかとても興味深いをお話。
さて、「にんぎょうだけは食えん!」とおしゃる皆様、是非、一度美味しい「しろまい」をお召し上がりにいらしてください。
「きのこの注意喚起のための取材がしたいんです.. 明日お願いできませんか?」
中京テレビ様から急な取材の申し込みをいただきました。
詳しくお伺いすると、2020令和2年は、天然きのこの食中毒が数件起きていますので、注意喚起を促すための放送だそうです。
おりしも、明日はお休みをいただいてきのこ採り名人にきのこ山を案内していただく約束になっていたのです。Good タイミング!
名人は「え~、テレビは恥ずかしいから..」とおっしゃったのですが、とりあえずOKを取り付けました。
次の日はお天気も良くてきのこ山へ同行!採れたきのこを持ち帰り料理してお召し上がりいただきました。
「ほんとに美味しい!だから、間違えて食べちゃうんだね」
毒か毒じゃないかは簡単には見分けがつきません。食べられるきのこはほんの一握り、ほとんどが毒きのこです。「多分、大丈夫」
と召し上がってはいけませんヨ!
安全で美味しい天然きのこは、「美菜ガルテンふるかわ特製きのこ鍋セット」をお取り寄せ下さい。
天然きのこ・木曽の松茸美味しい!来年も食べたいから内緒!と思ったけど、「ああ、ほんとに旨いよ。」思わずつぶやいてしまう。この美味しさ!どうして黙っていられようか!?
「竿が折れそうッだったよ!」と太公望は苦笑い...
「えぇ!まだ追うんだぁ??!竿折れなくてよかったね..」
「う~ん.. 1本は折った。」
「え?、・・・」
ああ、名人、ほんとにお疲れ様です。
天然鮎もホントにこれで2020令和2年は食べ納めです。最後の鮎をお召し上がりにお出かけください。予約要
「しょうげんじ」「こむそうだけ」「ぼうず」「ずば」「ごんすけ」たくさんの名前を持ってるきのこなの。
きのこの生える奥山から8kgものきのこをしょって(背負って)下山!
ああ、きのこ採り名人、ほんとにお疲れ様です。
おかげさまで皆様にきのこをお召し上がりいただけます。
Tel. (0573)72 3911 090-5620-0389