秋三昧!木曽の松茸・天然きのこ。野の花を彩りに可憐で繊細な極上の和膳、日本の味覚をご堪能!
さあ!山のきのこを食わねば秋は来ぬ!
一度食べれば忘れえぬ。
夢にまで見る美味しさ!
街の喧騒から逃れてごゆっくりとおくつろぎください。
秋の「松茸・きのこ」はどうしても食べたい...とお早めから多くの皆様のご予約を賜っております。真に有難く存じます。
松茸・きのこの収穫時期は例年ですと9月下旬ごろから10月のころ盛りを迎え11月上旬ごろまでご用意いたしますが、その年の天候により前後いたしまして定まりません。夏の暑さが厳しい折には収穫時期が遅れる傾向にございます。何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
できる限り最新情報をお届けするよう努めてまいります。ご質問などお気軽にお寄せ下さいませ。
前菜数品、お造り、天然きのこ、お食事、デザート付のコース。
単品の松茸・天然きのこ料理をお好みで組み合わせてお申し付けください。
ただし、木曽の松茸・天然きのこが入荷したときだけ!また、お料理の構成は秋の深まり具合とともに変わります。
松茸以外のきのこは、「雑きのこ」なんて雑にひとくくりにされてしまうのですが、ほんとに美味しいのは、この雑きのこなんです。
きのこを食わねば、秋の日は暮れません。
ちち茸から始まって、いくち・こうむそうだけ(=ぼうず・ずぼ)・こうたけ・ろうじ・しろまい・ほんしめじ・そな・しばもち・紫しめじ・きしめじ、秋が山から里へと駆け下りてきます。
スペシャル和膳「きのこの詩」 @8,250円
必ずご予約下さいますようお願い申し上げます。
TEL.0573-72-3911
時価(5,500~8,800円程/一盛り)
天然物は、縁物。さて、どんなきのこにめぐり合えるかはお越しになってのお楽しみです。
時価 (2,750円~)
吸い地のだしはあらかじめ丁寧にとっておきます。具材それぞれに下ごしらえを施し、盛り付けて出番を待ちます。
お召し上がりの頃を見計らって、お出しする直前に味を調え地を張ります。
ごとくに火を入れ一煮立ち、芳しい香りが立ち上ります。まずは、お一口、杯で熱々をすすってくださいませ。蓋を開けてすだちを搾り入れてもうお一口、
「あぁ!」
至福の吐息がこぼれます!
さあ、極上の秋の味覚をご堪能ください。
ー松茸以外の具材は、仕入れ具合によって変更になることがございます。-
時価(8,800~16,500円程/100g)
入荷した木曽の松茸の中から、ご予算に合わせてご用意いたします。100gほどで2~4名様ぐらいお召し上がりいただけます。
下ごしらえをして少し包丁を入れて、炭火とともにご準備いたします。
さあ、お客様ご自身で手で裂いて下さい。手で裂くと、ふわっと香ります。
炭火に載せ炙ると、香りがさらにさらに立ち上ります。少し、松茸が汗をかいてくれば、お召上がり時です。まずは、そのままお一口、あら塩を少し付けてもうお一口、すだちを絞ってさらにもうお一口。おろし醤油も捨てがたい!
あぁ、何という芳しさ!何という甘み!!そして、しゃっきしゃきの歯ざわり!
口の中から両腕を頭上いっぱいに広げたほどに香りが満ちひらいていきます。至極のひととき!
*松茸は入荷した松茸の内から1本単位でご選択いただきます。およそ7~8cm弱ぐらいの大きさで1本50gぐらい。
ー 焼き松茸食べたいけれど「松茸100g」ってどれくらい? -とお尋ねいただきました。
だいたいこれくらい。コスモスの花は大きさのご参考になりますでしょうか。松茸はその日によって大小いろいろ入荷します。ご予算に合わせてどうぞ。
時価 (2,750円~)
*香りを楽しむ松茸ご飯はできるだけ開いた松茸を使います。松茸は開いていたほうが香りがよいのです。「本物の香りを味わってほしい..」という店主古川のこだわりです。「きのこの詩」の中のお食事を「天然きのこと木曽の松茸の釜めし」に替えてご用意いたします。釜めしのみのご注文は承っておりません。ご了承くださいませ。
山里は冬の匂いが立ち込めています。
厳冬期にこそ最も旨みがさえるいのしし、あまく柔らかでコラーゲン・ビタミン・ミネラルをたっぷり含み滋味深いいのしし入荷中。さあ、冬の山の恵をお召し上がりにお出かけください。
お2人様からお2組、Max.8名様限定。昼席または夜席のどちらかの営業といたします。
食材は天然物ゆえ入荷量に限りがございます。恐れ入りますが、できるだけ数日前までにご予約いただきたくお願い申し上げます。
また、ご予約のお客様におかれましてはお出かけ前にご検温、ご体調をお整えいただきますようご協力お願い申し上げます。万が一、発熱及びご不調等がございましたら、キャンセル料のご負担なくご予約変更・お取消し等承りますのでご相談ください。(当日のご連絡はできるだけお早めに、8:30頃までにご連絡くださいませ)何卒ご理解のほど重ねてお願い申し上げます。
12/20(金) 空席あり
12/21(土) 空席あり
12/22(日) 12:00~4名お1組様空席あり
12/23(月) 空席あり
12/24(火) 空席あり
12/25(水) 空席あり
12/26(木) 空席あり
12/27(金) 空席あり
12/28(土) 貸切御礼
12/29(日) ~ 2025/1/4(土) お休み
12/29(日) ~2025/1/4(土)までお休み予定では
ございますが、ご要望がございましたらできるだけ
ご相談に応じます。
お気軽にご連絡ください。
年明け以降表記以外は空席あり
2025/1/12(月) 貸切御礼
2025/4/23(水) 貸切御礼
2025/7/30水) 貸切御礼
2025/10/11(土) 貸切御礼
2025/10/15(水) 貸切御礼
12/20現在
厳冬期にこそ冴える美味しさ「絶品いのししのぼたん鍋」を承ります。いのしし肉は滋味深く食べなきゃ損!とろ~りとあまい美味しいいのししだけ、だから入荷量には限りがあります。
どうぞお早めにご計画、お問い合わせください。 つつしみかしこ
日本料理 美菜ガルテンふるかわ
古川 貴美子
2023・令和5年、早くもきのこシーズンのご予約をいっぱいいただくころとなりました。きのこ情報入り次第ご案内申し上げます。
天然きのこ「せんぼんしめじ」初入荷です。
せんぼんしめじは「しゃかしめじ」「いぼこごり」などとも呼ばれます。
とっても旨みが強いきのこだけど、料理人泣かせでもあるの!
エノキくらいの大きさからあれよあれよと500円玉サイズまでひと息に大きく傘が開くのだけど、山の土や木の葉を孕むように成長するのできれいにするのがとっても大変!
でも、美味しいのために丁寧に丁寧にきれいにいたします。
芳しい「しろまい」も二度目の入荷。ほかのきのこも待ち遠しい!
さて、「木曽の山はカラカラにかわいてるよ...おしめりがほしいなぁ...」
ときのこ採り名人が嘆いていらっしゃいます。
松茸は今しばらくおまちください。
首を長ぁくして、ろくろっ首のようになってしまって待ってました。
ようやく天然きのこ「しろまい」初入荷です。
しろまいは手の平くらいの大きさになるのでけれど、まだ小さめ!きのこ鍋には欠かせないきのこです。さあ、きのこ鍋の準備を始めましょう!
追伸
さて、昨日名人に催促いたしました。
--- 8月終わっちゃったよぉ.. きのこはどぉう? --
「それがね、思いのほか暑くてね。まだなのよ。私もそわそわしてるんだけど..
もうちょっと待っててね。」
--- はぁい、首を長ぁくして待ってます。---
「きのこ山へ行かずにはおれんのよ!」と名人がおっしゃいました。
「ふるかわさん、ありがとね。今年も元気に山へ行ける、山へ行くことが楽しいから元気でおれるんだわ!」
名人が採ってみえるきのこは基本的にすべて譲っていただいています。
こちらこそほんとに有難うございます。
名人がたくさん採ってきてくださるから、私共もお客様にきのこをお召し上がりいただけるのですから...
そして、名人のお話は興味深い事ばかり...-
「朝、暗いうちから山へ分け入るんだよ。
闇夜でも懐中電灯はだめだよ!
きのこの生え場は内緒!、懐中電灯なんか持ってはいりゃあ明かりを追って跡をつけられちゃう!」
-熊もいるのに明かりもなしなの?ー
「う~ん、今年は熊も多いから.. 鈴は一応つけて入ってるけど...」
と、腰に付けた小さな鈴を見せてくださいました。
-何も熊の生息数が急に増えたわけではありませんが、熊の餌となる木の実などの少ない年はその行動範囲が例年にも増して広くなるので結果的に人と出会う件数も増えるということだと思われます。
「熊は気配でわかるのよ。もともと山の熊はとても用心深くて臆病だから、ばったり出会って驚かせたりしなければ大丈夫....」
「そして、そっと離れた距離から人がいること知らせて様子を見る。熊はこちらに気が付くとゆっくりと離れていくから。」
「里へ下りてくる熊はだめだよ。山で出会う熊よりも危険なの!里で美味しいものを食べることを覚えている。
例えば自販機の横のゴミ箱の空き缶!空き缶に残るジュースをなめに来るのよ。熊にとってははちみつよりも簡単に手に入る忘れられないごちそうなんだろうね...」
「鈴もね、きのこの生え場近くになると懐へしまいこむのよ..」
とにっこりとなさいました。
山へ持ち込んだものはきれいに持って帰る。熊をはじめ野生動物にとっては人間の持ち込むものは刺激的すぎるから、食べ物も落としてきてはいけない。その味を占めてしまうから。勿論、ゴミも持ち帰るとおっしゃいました。
...本当にありがとうございます。
「昨年の盛りにぼうず8kg採ってきたでしょう..」と名人がおっしゃいました。
-きれいな「ぼうず」たくさんたくさんだったことを思い出しました。
「今日あそこへ行ってきたけど、今年はまだ生えとらん!」
とがっかり顔です。
-あの生え場へはな、しっかり覚悟をして行かないかんのよ。
険しくてね、
尾根を奥へ奥へとどんどん入って行くとな、
三方に分かれるの。
そっから、崖を下まで下ると良い生え場があるんだけど、
今日はくたびれ損だったわ。
あそこは帰り道がホントに危ないのよ。
行きには枝に印をして帰り道を残しておくのだけど、
分かれ道まで崖を這い上がって
いざ帰るとなるとなぜか印を見失ってしまうのよ。
こちらと思って歩き始めてしばらくすると、
なんだか違う気がして戻る。
何度も行っては戻り行っては戻りしたことがあるのよ..
あそこは化かされるところなの!
山を歩きなれた名人が数十年も毎年通う山なのにそんなことがあるなんて...
「山は来た道を戻ればいいのよ!」
う~ん、それがわかんなくなっちゃうから危ないってことよね。
ところで、昨年の8kgは一度に持って下山はさすがに無理だったでしょ!
「ああ、あの時は3往復したのよ。」
...本当にありがとうございます。
美菜ガルテンふるかわから東に望む山々は木曽山脈の南端、福岡付知加子母を「裏木曽」とも申します。きのこたちは、秋の深まりとともに木曽の標高の高い山々から里へと下りくるのです。
美菜ガルテンふるかわへきのこを採ってきてくださるのは、おん年約80歳の婆様、丑三つには起きて数時間かけてきのこ山へ分け入るのです。
昨シーズンの終わりころ、のこのこと名人について山へご一緒させていただきました。
きのこ山は道などないのです。
写真左/黄色く色付く木立が尾根の上、巾は1~2mほど。
その両側は深い谷、斜面は急で這って降りなくちゃいけないほど普通に立っては歩けません。
「谷へ下りちゃいかん!」と何度も念をおされます。
名人は木々をぬってとっとと山の奥へ奥へと尾根づたいに入って行ってしまいます。
「絶対に谷へ下りてはだめ!
ここで待っててね。
ここへ必ず戻ってくるから..」とうとう置いてきぼり!
えっ?!だって、もうすでに遭難?
(いえいえ、まだ、車から10分ぐらい...)
尾根の一本道のはずなのに...
一人じゃあどっちから来たのかも迷うほど...
「熊も出るから...」と聞いていましたが不思議と恐ろしさはなく、森の静寂に包まれ心が安らいでいきます。
時を忘れること30分ほどで名人は戻っていらしゃいました。
「木曽の松茸」初入荷です。勿論、極上物!
美菜ガルテンふるかわから東に望む山々は木曽山脈の南端、福岡付知加子母を「裏木曽」とも申します。今、入荷中のきのこたちは、木曽の標高の高い山々で採れるきのこなのです。
美菜ガルテンふるかわへきのこを採ってきてくださるのは、おん年約80歳のおばあちゃま、朝3時には起きて1~2時間山へ分け入るのです。
「握り飯持ってな、熊も出るぞ!」とおっしゃいます。
「懐中電灯は持って行かん。」そう、きのこの生え場は親子でも内緒なんだそうです。「懐中電灯ちらちらしやぁ、後つけられるでよ!」
それでも「姉さん、あんたなら生え場教えてやるで一緒に行こまい。」と誘ってくださいました。昨シーズンの終わりころ、のこのことご一緒させていただきましたが...
この続きは、また次の機会にお話し申し上げましょう。
「ぼうず」とは、木曽谷方面の呼び名です。「ぼうず」はたくさんの名前を持っているの!
「ぼうず」 長野県木曽郡
「ずぼ」地面に生えていて採る時にズボッと抜けるからだってさ!
岐阜県中津川市福岡付知加子母の辺り
「ごんすけ」 中津川市の市街地落合のほう
「しょうげんじ」「こむそうだけ」等
坊主・正源寺・こむそう茸は、諸説ありますが、きのこの姿が笠をかぶり尺八を吹きながら歩く虚無僧に似ているからともいわれています。
実は、きのこのほとんどが毒きのこで、食べると命に係わる危険な食べ物でもあるのです。
昔は、「このきのこはじいちゃんばあちゃんも食べていたから食べても大丈夫。このきのこは食べたことないから食べちゃいかん。」といった風にそれぞれの土地で習慣に裏付けされて食べ継がれてきたのです。ましてや「旨いきのこ」の生え場は他言無用!内緒の宝物!でした。
そんなきのこの中でも「ぼうず」は、他のきのこと比べると比較的見分けがつきやすい事もあって昔からどの地方でも安全で美味しいきのことして食べ継がれてきたのです。
*きのこの見分けは大変難しく、ほとんどが毒きのこで、食べると命に係わる危険な食べ物です。よく似たきのこでも毒をもつものがたくさんありますので、確かな安全性を確信できないきのこは決して召し上がらないで下さい。
「しろまい=さるまい」は芳しい香りと独特の食感、そして後からほんのりくる苦味。少し個性的だけどきのこ鍋には欠かせない深い旨味を持つきのこです。昔から中津川の付知では「サルマイは大ごっつお(ご馳走)」と言われ、炊き込みご飯は秋を代表する味覚の一つです。私も大好きなきのこです。
でも、ふと気になってネットで調べてみました。
一般的には「にんぎょうだけ」正確には「にんぎょうだけもどき」と呼ばれ、決して美味しいきのことの評判ではないのです。
—エッ?驚き!!
「きのこは生える山で違うでよ!」
きのこ採り名人の言葉を思い出しました。
「きのこは山の土や水、気候によってもまるで違うものになってしまうんだ。だから、その土地で昔から食べ継がれてきたキノコしか食ってはいかん。」
う~ん、なんだかとても興味深いをお話。
さて、「にんぎょうだけは食えん!」とおしゃる皆様、是非、一度美味しい「しろまい」をお召し上がりにいらしてください。
「きのこの注意喚起のための取材がしたいんです.. 明日お願いできませんか?」
中京テレビ様から急な取材の申し込みをいただきました。
詳しくお伺いすると、2020令和2年は、天然きのこの食中毒が数件起きていますので、注意喚起を促すための放送だそうです。
おりしも、明日はお休みをいただいてきのこ採り名人にきのこ山を案内していただく約束になっていたのです。Good タイミング!
名人は「え~、テレビは恥ずかしいから..」とおっしゃったのですが、とりあえずOKを取り付けました。
次の日はお天気も良くてきのこ山へ同行!採れたきのこを持ち帰り料理してお召し上がりいただきました。
「ほんとに美味しい!だから、間違えて食べちゃうんだね」
毒か毒じゃないかは簡単には見分けがつきません。食べられるきのこはほんの一握り、ほとんどが毒きのこです。「多分、大丈夫」
と召し上がってはいけませんヨ!
「竿が折れそうッだったよ!」と太公望は苦笑い...
「えぇ!まだ追うんだぁ??!竿折れなくてよかったね..」
「う~ん.. 1本は折った。」
「え?、・・・」
ああ、名人、ほんとにお疲れ様です。
天然鮎もホントにこれで2020令和2年は食べ納めです。最後の鮎をお召し上がりにお出かけください。予約要